教育訓練給付金(3) ハローワークでの書類提出&実務者研修申込

ハローワークから「教育訓練給付金」を受けてみようシリーズ3回目。
私は、「専門実践教育訓練給付金」という、受講料の70%が戻ってくる給付金を利用しようと手続きを進めている。

前回のお話はこちら↓

nemannema.hatenablog.com

受けようとする講座に申し込む

 

 前回までで、「訓練前キャリアコンサルティングを受ける」「ジョブ・カードの発行を受ける」は完了。ちなみに、前回ちゃんと書いてなかった、つまりちゃんと理解してなかっとわかったことがある。「ジョブ・カード」って、コンサル受けたら受け取る証明書のことだと思っていたが、コンサル受けるときに事前準備した4つの様式、あれを「ジョブ・カード」というそうな。ハローワークからもらった案内にちゃんと書いてあったのに。。。別に今回特段これで何か問題になったり困ったりということは全くなかったのだが。なんとなく脳内が「あ、ああ?あぁ。。」みおたいにバグった感じになっただけで。
 やはり私は、何かを説明されて理解するときに、情報をどうしても落としてしまう場合があって、高頻度で起こるのは、「耳で聞くだけ」の時。次が「文字情報だけ」の時、のようだ。さらには「文字情報を追いながら耳で聞く」も怪しい時がある。これはおそらく「文字を理解する」のと「耳で理解する」領域が脳内でつながってないのだと思う。どっちも中途半端になる。「電話しながらメモできない」の出自も同じ匂いがする。おそらくだけれども、「図、絵、写真に文字タイトル付き」が一番理解しやすいと思う。例えば、今回だと「ジョブ・カード」の具体的書式と記入サンプルがあって、その上にタイトル的に「ジョブ・カード」と書いてあれば、すんなり理解できる。。。と思う。。。(「タイトル的」でないとおそらくダメ。視覚情報の「解説」では、やはり絵や図に捕らわれて解説の文字情報を読み切れない気がする)
 話を戻すと、「ジョブ・カード」をもってハローワークでの手続きの際に、受けようとしている講座や学校の情報が必要になるので、先に講座を申し込むことにした。ハローワークで訓練前の書類提出は、講座開始のおよそ1か月前までに済ませておくこと、という条件があるので、それをクリアしつつなるべく早く始まる講座を探し、7月5日初回スクーリング開始の講座にネットで申し込んだ。2日後ぐらいには本申込書が送られてきて、郵送かFAXをすれば申込修了、さらに二週間以内に料金を振り込む。
 申し込んだのは、「実務者研修」に医療的ケア講座がついたもの。基本的には通信教育だが、6回のスクーリングがある。それにプラス2回の医療的ケア講習日が付くものだ。講座料、テキスト代併せて9万円超えるぐらい。とりあえずいったんは自己負担するが、今回の給付金を使えば、あとでその7割が戻ってくる。。。結構節約になるのでありがたい。
 では本申し込みを。。。と思ったところで、日程表をみてハタと気が付く。これは通信講座である。スクーリング1日目は確かに7月5日始まりでハローワークの手続き1か月前の条件をクリアするが、「開校日」は「6月」と書いてある。当然、スクーリング前に教材が送られてきて自宅学習を始めるのは6月中になるからである。。。これは。。。大丈夫か。。。??不安症なところがあるので、しばし脳内フリーズしてえ、えええ、ええぇぇぇ、みたいにバグっていたのだが、変に楽観的なところもあり、「ま、いっか、ハローワークで確認して、それじゃだめだよーって言われたらもっと後の日程の講座に申込しなおせばいいじゃん。確認してから本申し込みしよ」と自分を納得させた。が、そのことが頭から離れず眠れなくなりそうなので、今日はもう営業終了!と眠前薬を投入して寝た。

ハローワークで受講前提出書類を出す

 前に問い合わせでハローワークに行った際に、申請資格はあるとの確認はとれており、資格者証は次の手続き時にでもすぐ出るので、必要書類を持ってきてくれればいいですよー、と親切な職員さんに言われていたため、資格者証以外の書類をそろえてハローワークに行ってきた。ジョブ・カードの他は本人確認証明(運転免許証にした)、マイナンバー通知カード(マイナンバーカードは持ってない)、証明写真二枚(3年前のを使ったけどまあいいか)、振込口座の通帳。で、これに資格者証を発行してもらって書類はオッケーのはず。
 窓口に呼ばれてジョブカードを求めるままに出すと、「前回これ書いてきてって渡されたものあります?」って聞かれたのだが「ないです」。「じゃ、ここで書いてくださいねー」と厚紙に□□□□があつまった書類を渡される(電算処理するので数字記入らんが□の羅列)。圧倒的□(しかく)。いかにもお役所的。気を取り直して、記入前に、気になっていた「受講開始日」が大丈夫かどうか聞くと。。。「あ、先ず、受けようとしている学校さんにこの講座に確実に空きがある、申し込めるという確認を取ってくださいね。合わせて、開校日もそこで確認して、修了日の日付も必要です。で、給付金対象の講座の場合は学校さんに「指定番号」がふられているはずなので、指定番号も聞いてください。この場で電話どうぞ」と、なんというか立て板に水て的な、テープレコーダー再生してます的な感じでよどみなく話されて。こちらは当然耳で聞く情報が苦手なんで「え、ええっと、何と何と、で?」みたいにバグりながら聞き返す。何回も言わせて申し訳ないが、職員さんは今度は書類の該当箇所をペンで刺しながら、「ここに入る情報が必要なんですね。学校名、口座名、指定番号、開校日、修了日、で、必ず申し込める、受けられるという確認を学校さんにとってほしいんです。今回手続きして定員いっぱいでしただと手続きすすめられませんから」と。ああ、とてもよくわかりました。ありがとう。たぶんおんなじ反応の人が多いのでしょう。耳から入る情報は、視覚情報とセットになって脳内でかみ合わないと「おお、分かった」にならない。私の場合ですが。
 学校に電話しました。多分私は不安があると、先ずその不安を相手にぶつけるところがあり(前職で言われたことがある。不安をぶつけられても困るって。6年も前の事なのにまだ気にしていて消化しきれていないようだ)、たどたどしく、支離滅裂的にがーっと話したが、対応した方が、ああーってちゃんとわかってくれたので。よ、よかった。残数少ないけど空いてますから申込急いでねーという営業トークは忘れずに。開校日はスクーリング初日でいいですよー。終了日は、スクーリング終了日じゃなくて、医療的ケア日の予約が取りにくい場合あるので、余裕をもってスクーリング最終日翌月末してくださいねー。指定番号は。。。云々。ああ、ありがとう、私は人に助けられて生きてます。
 得られた情報を基に、無事に書類の圧倒的□を埋めていく。「個人番号」って何。。。?あぁ、マイナンバーのことか。「個人番号」が正式名称なんだから、なんでわざわざしかも日本語でもない「マイナンバー」って言葉をはやらせたのかしら。と、脳内で文句を言いながら書く。あっ間違えたじゃん。。。あと、今回のハローワーク関係の書類は、日付はすべて年号で記入するようになっているんだけど、これが私は本当に嫌で。経歴書書く時も、書式がエクセルだったんだが、年号で記入する枠になっていてとてもイラっとしてた。今回も、日付欄の最初が「年号□」、脇に小さく「1.大正 2.昭和 3.平成 4.令和」って書いてあって、つまりここから年号の番号を選んで□に入れるんだけど、すごくすごくわかりにくくないですか?西暦で□□□□ってなってるほうが間違いなくないですか?そこまでして□の数を減らしたいですか?と、脳内でぶーたれてたら、あっ、また間違えたよ。。。
 しばし待って、次呼ばれた時には「はいこれねー」と渡された。一つは「受給資格者証」。この専門実践教育訓練給付金は、開校後半年ごとにハローワークで給付金請求をするという制度設計になっているので、裏面はその処理の記録を書いていくように行が並んでいた。で、私の場合開校日から半年後までには修了しているので、「講座が終わった段階でこの申請期間までに請求に来てください―」と日付をマーカーで強調されて渡されました。ここに、持って行った写真が一枚張られていました。
 あと、「支給申請書」。講座終了後申請時に書いて持ってくるもの。そして、「これは参考までに、です。良ければってことでどうぞ」とおよぞ5mmぐらいになろうかという厚さの「教育訓練給付の受給資格者のしおり」を渡されて。職員さんがそう言うってことは、これだけの書類を読み込む人もほとんどいないんだろうと推測。ホントに文字ばっかりだし。で、人が理解することを阻む言い回し。役所の書類にはいつも思う。例えばこれ。専門実践教育訓練給付金の支給額の説明。
「2 専門実践教育訓練受講終了後、受講した専門実践教育訓練が目標としている資格取得等をし、かつ修了した日の翌日から1年以内に被保険者として雇用された場合」
いや、分かりますけども。他に何かわかりやすい言い方あるでしょう?世の中の人の読解力や漢字語彙力なんてピンキリなのに。フリガナさえついてないし。日本語ができる外国人でもこれは理解不能じゃない?(在日30年以上になる家人も多分理解できない)。だから、私はたいてい窓口の人にこれをこうしたいんですけどやり方教えてって聞いちゃう。多分職員さんもそのほうが楽なはず。人員は必要になっちゃいますけれど。
 まあ、ハローワークでの手続き第一段階は終了。あとは講座を申し込んで受けて無事に修了して修了証をもらうのだ!帰りにコンビニで本申込書FAXしたが、送る直前に申込書に不備があり(受けたい講座を間違えてチェックしていた。先方は、わざわざマーカーで「ここだよー」と記しつけておいてくれたのに、だぜ?)、訂正して送って、そして不安なので受信確認の電話して「受信しました」と返事もらって、安心して帰りました。そしてそのあとどこかでスマホなくしました(爆)。

認知療法的?まとめ

 私は、いわゆる「手続き」的なことは苦手なのだが、たいていは窓口に行ってしまえばなんとかなるということをこれまでの経験で理解しているので、今回もそういう体当たり的な感じでやってきたが一段階クリアした。嬉しい。ほんとに。対応してくれた人たち、ほんとありがとう。ほんとにすみません。。。
 いや、別にこれらは感謝することじゃなくて、ハローワークの人も、学校の人も職務を遂行しているだけなんだが、「こんな私にこんなに親切にしてくれてホントにすみません」みたいになってしまう。「何がすみませんなの?」って今までも同僚に言われたことがある。別に私は悪いことはしていないんだけど、私のために人が何かしら動いたり考えてしまうという私にリソースを割くということをさせてしまうのが「申し訳ない」。そんな感じ。でも、これはね。私の中ではもう何万回も言い直して頭では理解できていることなんだけど。

  • 相手は単に自分の職務遂行だから。「わざわざあなたに私の貴重なリソース割いてます」ってわけないから。逆に傲慢だよね。もちろん感謝は必要だけれども。それも別に心がこもってなくてもよくて。儀礼的なありがとう、で十分その場は社会的に悪いところは全くない。
  • 「こんな私に」なんて考えは、自分にもそして相手にも失礼だから。口に出して「こんな私にすみません」と言ったら、「じゃ、次からはやりませんよ」と答えられてもしょうがないけど、それは求めてないわけで。相手はこんなあんなどんな人にでも与えられた職務を遂行することが仕事なのであって。そこで謝罪されても相手は受取ようがない。「許しますよ」って何を?って考えさせてしまうこと自体がダメでしょ。失礼でしょ。相手の好意も行為もありがたくうけとって、感謝を返せばよいのだよ。
  • 「こんな私に」は「私はひとからの何かしらの好意を受け取る価値がない」という思いの発露なわけだけど。これは何の根拠もなく事実でもない。そう思いたいがためにわざと引っ張ってきてる可能性さえある。自分をいじめるために。なんでそこまでして自分の価値を下げたいのか?役所の文書には文句たれるくせに。ここはまだちゃんと整理はできていない。でも、まったく不条理というか不合理な自分に対する認識ということは分かっている。