20200701 精神科診察記録&コンサータ18mg服用9日目&自立支援医療と障害者手帳申請

2020年7月1日(水) 雨

 この日は精神科受診予約日。以下は受診記録。結論としてはコンサータ増量をお願いして二週間試してみることにした。

 コンサータ開始が決まった前回の受診記録はこちら。

nemannema.hatenablog.com

コンサータ18mg服用の記録とこれまでの感想についてはこちら。

nemannema.hatenablog.com

アイロンがけをしながらセルフネグレクト状態だった過去を思う

 6時起床。予約は9時なので8時前には出発したいし洗濯ももしたかったので、休日だけど頑張って早起きした。しかし、着ていく服にに妙に迷い、急遽白シャツにアイロンをかける作業をしたため、朝食の時間が無くなった。。。化粧はしたけれども。乗る予定の電車を二本後に乗る。間に合う時間だったけれども。前日に着る物を用意しておけばいいものの、面倒くさがるのでこうなる。でもコンサータ効果か、判断も行動も早い。うーん、やっぱシャツだな、アイロンだ、って感じ。天気のせいもあるのか若干頭痛がしたので頭痛薬も飲んで出かけた。
 基本引きこもり気味なので、ちょっと出かけるのは精神科の受診ぐらい。最初の内は通うのに精いっぱいだったし身なりに気遣うとか意味ないと思っていたし(希死念慮のため)、普通にジャージとか着て、三か月も四か月も切っていない髪の毛で、化粧どころか眉さえ整えていなかった。そして出かけるときはいつも何か忘れているかもしれないと思っていたので、借金玉さんいうところの「かばんぶっこみ」を実践しており、大きなリュックにそのままどこかに行ってもあまり困らないよ、というぐらいいろんなものを詰めて持って行っていた。それでも肝心の予約表や診察券を忘れるということは頻発したけれども。
 しかしいつしか調子が良くなってくると、私は新しい服を買い、化粧品を買い、ネイルを買ったりして、数少ない「お出かけ」である受診日には身なりを整えるようになった。昨年あたりからは、「自分にお金をかけてケアする」ことも大事なんだなと思い始めていた。はじめて美容院でフルメニューやってもらって、それはそれは丁寧に髪を扱ってもらって、ああ、ケアされてる、ケアは癒しだ、と気が付いた。人間は健康でなければ身なりに気を使わない、つまり自分のケアを放棄するセルフネグレクトの状態になるのだな、他人事だと思ってたけど自分じゃん、と身をもって知った。週三回だけど賃労働をして「自分で稼いだお金」を使うことができるというのも罪悪感を引き下げたと思う。

診察の内容、コンサータ増量を希望する

 さて、病院に到着し、いつもと雰囲気が違くことに気が付く。人が多い。。。いつもの曜日と時間が違うからだ。私はカウンセリング併用の患者で、カウンセリングはというか担当心理士さんは曜日固定だった。今までは大体カウンセリングに日時を合わせて主治医の診察の予約を入れることが多く、それは金曜日の午後いちだった。多分カウンセリング患者に絞った再診枠だったので、予約時間に病院につくと、待合室にはほとんど他の患者さんはいない状態だった。次の初診枠の時間を早めに待つ人を見かけるぐらい。でも前回、今回は診察だけなので通常の再診枠での予約だった。3組ぐらいの患者さんたちが待っていた。感染症対策で間隔を開けた椅子が満席なくらい(と言っても7席しかないが)。夫婦や親子と思われる患者さんたちもいる。いつものカウンセリング前の枠とはずいぶん雰囲気が違うなーと。20分ぐらい待って名前を呼ばれる。多分30分の枠に3組入れているのだろうな。先週に引き続き主治医はグレー地に白熊柄の布マスクをしていた。

Dr)さて、コンサータ飲んで一週間ですけどどうですか。

ねま)特に何か劇的に変わるということはないが、ああ、そういえば。。。みたいな感じです。例えば昨日は勤務日で、実施指導対象の新人職員が二人付いたんですが、朝のバタバタした時間に10人の利用者の食事と口腔と排泄介助、食事の全介助と一部介助が4人いる、そこで2人に教えるなんて無理無理―とはじめは思っていたけれども、始まってみれば、こっちの人は前の指導者にこう言われたって言ってたからここの部分を今日は教える、こっちの人はここまで進んでいるからこれをお願いする、とか一連の指示や判断がスムーズ。イレギュラーなことがあっても、「それ引き受けたらあっちがどうなるのか、隣ユニットの職員に相談してから判断して-」とか、看護師の指示があいまいで利用者の受診準備が遅くなったのだけれども、いつもなら自責にかられながら対応するところを私の責任ではないとはっきり思いながら作業に集中できたし、利用者さんから嫌味言われてもイラっとせず、必要以上に自分を責めず、さらっと流すことができていた。仕事中あれはどうかこれはどうかといつもぐるぐる無限ループで考えこんじゃうところを、三回転ぐらいで終わらせられる感じ。判断できる、淡々と作業を進めてる、って感じでしょうか。

Dr)そうですか(嬉しそう?)。大体何時ぐらいに飲んでますか?

ねま)仕事がある日は朝6時ぐらい。休みの日は9時ぐらいまでには飲んでいます。

Dr)副作用的なものはどうですか。

ねま)仕事が終わったらやはりかなり疲れています。徒歩で15分ぐらいで帰るんですけど、いつもよりゆっくり歩かないと動けないというか、息苦しさがあります。で、けっこうぐったりなんで家のことは相変わらずできません。あとは寝つきが悪くなりました。先週は2時過ぎぐらいまで眠れなくて、次の日勤務だし困ったなと思って、余ってたマイスリーを飲んで寝ました。起床時は眠いですけど、体が動き出せば問題ないです。

Dr)それはコンサータを飲む時間が遅くなったとか関係ない?

ねま)ないですね。何時に飲んでも寝つきは前より明らかに悪くなってます。

Dr)寝つきを悪くする副作用はこの薬にはあるんで。。。マイスリー、何錠残ってます?寝付きにガッと効くから、ルネスタを増やすよりもいいと思いますよ。必要なければ飲まなくていいし。マイスリーも日数分出しておきますよー。で、コンサータの方ですが、今18mgで効果は出ているようですから、このままでもいいと思うし、もちろん増やすこともできます。どうします?

ねま)え、うーん。。。(私が判断していいの。。。それなら、、、10秒ぐらい考える)。自分としては増やしてみたいです。実は、仕事は課長に体調のことを報告して、次のシフトは勤務日や時間を減らしたりして調整してもらうことにしたんです。で、調子に問題がなければ元に戻してもらうということで。だから、もうちょっと頑張ってみたいというか、量を増やしてもっとよくなるのかどうなのか様子を見たいです。

Dr)分かりました。では、1錠27mgっていうのがあるので、それにしてみましょう。様子見てもらって調子悪ければ基に戻せるので。じゃあ、次の受診日ですけど、コンサータは一か月分出せるので、4週後でもいいんですが、もし心配ならその前、例えば2週後に、ってこともできますけどどうです?

ねま)心配なので2週後でお願いします。あ、あとルネスタはやたら余ってるので今回はいらないです。

Dr)分かりました。じゃあ薬は二週分で出しておきます。えと、コンサータの登録証はまだ来てないと思うので、前回の登録の紙持ってたらそれに一筆入れれば大丈夫なんであります?(渡す)じゃあこれで。あと、手帳の診断書依頼されてましたけど、できてますから受付で受け取ってください。

ねま)ありがとうございます。。。(ー_ー)!!。。。(「診断書」で思い出した―!!)

 

<今回の処方>

<次回予約> 16日後

すっかり失念していたけれどかろうじてその日のうちに自立支援医療障害者手帳の申請を済ませたが管理するものが増えたとブルーになる

 主治医から「診断書」の言葉を聞いて、「今日診断書もらったらその足で役所に自立支援と手帳の申請に行こうと思っていたのにー!すっかり失念していたー!必要書類は家だし、写真撮ってないし―!」と、思い出した。動揺したのか帰りの電車の乗り換え間違えて未知の駅に到着してしまい時間をロスした。だ・か・ら・。前日に準備しておかなかったから。「前日に準備」、ADHDに向き合う誰もが口をそろえて言うハックでしょ。
 雨が強くなってきたが、頑張って一回家に帰って必要書類をそろえて、役所の近くで写真を撮って(写真撮る場所も事前に探してなくて焦ったりした)、ギリギリ障害福祉課に行って手帳と自立支援の申請終わらせてきた。対応した職員の声が小さいのと(ビニールの幕が張ってあるしマスクつけてるしもある)、話すセンテンスが長いので聞き取りづらく、記入漏れとか、聞きなおしとか、何言ってるか分からないとかあったけど、まあ申請はできた。
 手帳と自立支援医療証は発行に2,3か月かかるとのこと。自立支援は、医療機関や薬局によるが、証明書がなくてもこの受理書で1割負担にしてくれる場合もあるし、やはり証書が来てからじゃないとダメってことで通常負担、あとで差額を払い戻すってところもあるから、それはかかっている医療機関と薬局に聞いてください、ということだった。なんかこの説明が滑らかじゃなくてとても聞き取りにくかった。多分受付の方あんまり慣れていない様子だった。頑張れって思った。私も頑張るからねって感じ。
 しかし、この手続き、障害が重かったり鬱が深かったりしたら多分自力でできないよ。ちゃんとした写真撮るとか、申請書書くとか。ただ、写真については事前に説明を聞きに行った時に、「無理に証明写真を撮ってこなくても、ご自宅にある最近の写真とか、スマホでとってプリントアウトしたものでもいいから持ってきてくれればこっちでそのサイズに裁断する便利な道具がある(自慢気!!)からあんまり気にしないで!とにかく自分の顔が写った写真を持ってきて!」みたいな感じだったので、「ああやさしいせかい」と思ったのだが。それに甘えて今回セルフ証明写真ボックスの写真を切らずに持って行って、役所の人に裁断してもらった。
 まあ、申請書については、事前に渡されて「書いてきてくださいね」ではなく、申請時に窓口で対面で申請書を書かせるのは、一応配慮されてるのかもしれないと思った。「書いてきて」だったら書けない人が多いだろうから。きっとひとつづつ指さしながら、ここにこれ書いて、ここはこれ、とか説明しながらやるんだな。私は見るからに障害の程度が軽いので、受付の人は「名前と住所と生年月日と連絡先書いて3枚に印鑑押して、ここに個人番号書いて」とか一気に言ってたけど。それでも聴覚情報処理が苦手で聞き取りにくいから一つ一つ。確認してしまったよ。
 あまりよくないのだろうけれども、自然と隣の隣のブースの申請者と窓口担当者のやり取りが見えたり聞こえたりしてしまい。何の手続きかまでは分からないが、本人ではなくご家族が代理人としてやってたようだ。私が呼ばれる前から何やら書類を書いていて、私が窓口を離れてからも、まだやり取りをしていた。本人がやれなければ家族が代理をする(家族が無理であれば法定後見人がやるのかな)、当たり前のことのように思われているけど、本当に当たり前なのかなと思う。違う人格なのに、家族が本人の代理をできるのか。それも本人の処遇に関係する手続きに関して本人ではない者が行う。もちろん本人は窓口に直接来られない事情や障害の程度が重いのかもしれない。それでもな、、、私は軽いし、成人になってから自分で障害の検査を受けるかどうか、薬を飲むかどうか、福祉制度を利用するかどうか、自分で考えて決めて自分の責任で手続きできる。障害が重い人たちは、そんなことも知らされず、医療福祉の専門家や家族の意向で自分の処遇が決められていく。。。そこはやはりモヤる。家族も大変だろう。家族だからって自分の時間と労力を割いて動かねばならない。余裕があればよいけれども。そこらへん、「親族の扶養義務」とかましてや「家族の愛」とかで済ませてはいけない問題だと思う。これについてはもう少し考えて言葉にできたらいいなと思う。
 さて、無事申請は済ませて控えをもらう。。。持っておく、保存しておくべき紙が増えてしまった。。。証明書ができたら、証明書と手帳を持っておいて管理して適切な時に家から持ち出して必要な時に提示してまた戻して管理して、という対象が増えてしまった。。。実はコンサータをお願いした後に一つ後悔したことがあり、登録証が必要で薬局での提示が求められること。保管と管理と忘れずに必要な時に持ち出す。がんばるしかないけれど。いや、本当に、障害の程度が重かったりしたら、こういうの管理無理でしょ。誰かほかの人がやるんでしょ。なんか人に任せずやる方法ないの。物理的に保存も持ち出しも必要で、破損や紛失の恐れもあるものじゃなくて、もっと「やさしいせかい」にならないのだろうか。いや、もっと言えば健康保険証とか診察券とか運転免許証もそうなんだけれどね。クレカとか。家人は日本人じゃないから在留カードとパスポート(難民なので実際はちょっと違う)も管理しないといけない。ポイントカード類はアプリになってるからそうする?いやでも、スマホだって忘れるし、この前紛失しかかったし。私の場合、アプリなどそこにはあるのだけれど目の前に見えない状態ででも必要になったら呼び出せるみたいな仕組みはちょっと良しあし合って。見えないとないことになっちゃうから。やっぱり一覧性のある紙とかカードとかの方がよいのかもしれない。よい保管管理方法とは。。。って考え始めたら疲れてしまったので帰りは(ー_ー)こんな顔で帰った(と思う)。

 明日はコンサータ27mgに増量しての勤務日。変化があるのかないのか、注視する。